【「Begin」編集部セレクト 第7回】波佐見焼 利左エ門窯(オンライン陶器市2020秋 特集企画)

【「Begin」編集部セレクト 第7回】波佐見焼 利左エ門窯(オンライン陶器市2020秋 特集企画)

2020/12/11

雑誌「Begin」編集部と「オンライン陶器市@エンニチ 2020秋」がコラボレーションした本企画では、「Begin」編集部がセレクトした陶磁器をご紹介していきます。
陶器市に出品しているお得な商品はもちろん、定番商品の中からもBegin編集部ならではの目線でセレクトしていきます。さらに、雑誌「Begin」の公式オンラインサイトにて、各産地の窯元や商社への取材リポートを同時配信中です。


第7回:波佐見焼の窯元「利左エ門窯」

全7回に渡ったBegin編集セレクトも、ついに今回が最後となりました。最終回は、波佐見焼の窯元である「利左エ門窯」をリポートします。

1968年に誕生した利左エ門窯。江戸時代中期に藩窯業を担っていた初代の名前から名付けられました。波佐見焼発祥の地、稗木場に工房を構えています。
今回はデザインを担当している専務取締役の武村博昭さんにお話を伺いました。

博昭さんは進学した京都の大学で京都の職人技術と器の美しさに圧倒され、この技術を持ち帰り波佐見風にアレンジしてモノ作りをしたいと考えたそうです。デザインだけでなく土のブレンド方法なども熱心に勉強し、現在では型の種類は数千に及ぶとのこと。陶器の原料である粘土もさまざまな地域からピックアップし、何種類もの粘土を独自の配合で混ぜ合わせ、作りたい陶器のイメージに近づけていくそうです。
また、手仕事&一貫生産を守り続ける利左エ門窯。その道を極めた職人の手により生み出される食器は、使えば使うほど“旨み”が増していきます。




Beign編集部がセレクトした商品はコチラ!

【Beginセレクト①】南蛮幾何学紋 小鉢セット

長崎県はアジの漁獲量全国No.1ってことなので、南蛮漬けにしたアジと一緒に日本酒をクイッと飲み干したい。そんな素敵な晩酌を彩ってくれそうな粋な器を発見しました!
この幾何学模様が施された独特の褐色に、一目見たときからホの字に♡内側の粉引とのバランスも絶妙ですよね。スタッキング可能でしかも軽量。そして、ザラりとした表面が手に馴染む。食器同様、素材の味を活かして刺身っていう手もありですよね〜。
いずれにせよお酒が進むこと間違いなし!

【Beginセレクト②】R・karakusa横手急須

創業当初、茶器を中心に生産していたという利左エ門窯。そこで出会ったのがコチラの逸品。
お湯のまわりがよさそうな、ぽってり丸い形が可愛いでしょ?聞くところによるとこの美しいシルエット、およそ30年前から同窯元に存在している形なんだとか!陶器なので保温性も高いし、窯変によって生まれた蓋の赤みも素晴らしい。
全国茶品評会にて3年連続農林水産大臣賞を受賞した長崎県の特産「そのぎ茶」をこの急須で淹れて、のんびり年末を迎えるなんてどうでしょう♪

雑誌「Begin」の公式オンラインサイト「e-Begin」にて、Begin編集部が窯元を取材したリポートがアップされています。
そちらも合わせてお楽しみください!