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新しいCOOL JAPAN、イ草の再発見

私たちは、日本の伝統文化の中で「イ草」を発展させ、時代の流れに寄り添う新しいカタチで未来へ継承したいという想いから、2015年にイ草・花ござブランド『GOZA.』を設立しました。
私たちのテーマは「今しかない・ここにしかない・これしかない」です。
伝統的な価値観を大切にしながらも、これまでの常識にとらわれない挑戦を続けています。ただの敷物ではない、暮らしを豊かにする「新しいCOOL JAPAN」としてのイ草の可能性を、私たちは追求し、世界に向けて発信していきます。

1300年の歴史と筑後の技が生む「花ござ」

イ草の歴史は古く、今からおよそ1300年前、聖武天皇が畳のベッドを使用していました。当時は畳が大変貴重だったため、そのベッドも権力の象徴だったと言われています。
畳やござの材料であるイ草 には、湿度を快適に保つ調湿機能や抗菌性、そして空気をきれいにする空気清浄作用があり、快適な暮らしを支えるアイテムとして長く受け継がれています。
GOZA.が特にこだわるのが、色鮮やかない草織物「花ござ」です。これは、イ草を織り込んでカラフルなデザインを楽しめるござのことで、掛川織・袋織などさまざまな織り方があり、繊細で豊かなデザインも可能です。GOZA.を企画開発する九州物産株式会社は、花ござで全国シェア95%を誇る筑後地方の中心、福岡県柳川市に拠点を構えています。
当社は30年以上の間、有明海の潮風に育まれたこの地で高品質なイ草で織り上げる「花ござ」の伝統技術を守りつつ、これまでにない発想でGOZA.を開発いたしました。

世界を見つめるデザイナーが描く、い草の未来

GOZA.のデザインを手掛けるのは、デザイナーの友枝祐一郎。高校卒業後、英国の大学で建築やテキスタイル、グラフィックデザインを学び、ロンドン市内の設計事務所で実務経験を積みました。海外で改めて日本の持つ文化の素晴らしさを実感し、「伝統工芸を継承・発展させるために、これからのい草の良さ・価値を再認識してもらいたい」という強い想いを抱き、様々な取り組みを行っています。
彼が目指すのは、お客様の日常に溶け込む「一目惚れされるデザイン」。
そのために、刺繍はもちろん、レーザー加工やあらゆる表現を使って、誰もやらなかった挑戦を続けています。
暮らしを快適にする機能性と、空間を彩るデザイン性。この二つを両立させたGOZA.のアイテムを通して、私たちは日本の伝統工芸を未来へ繋ぎ、世界中の人々に「GOZA.」という日本の文化を広めていくことを目指しています。